皮膚科医のスキルアップ、キャリアアップ、また有利な転職のために役立つ称号の一つとして、社団法人日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医制度があります。
この皮膚科専門医の称号を得ると転職時にも有利。
他のライバル医師よりも採用される可能性が上がり、入職が内定した後も給与や待遇、役職などの面で交渉しやすくなります。

とくに皮膚科医として誇れるキャリアを形成するためには、専門医の資格取得は必須。
では皮膚科専門医とはどのようなものなのでしょうか?

  皮膚科専門医になるには?



皮膚科専門医が登場したのは昭和41年。
今から約50年も前の事になります。
他の専門医と比べて、割合早い時期から専門医制度が発足しました。

ではこの皮膚科専門医になるためには、どんな条件をクリアしなければならないのでしょうか?
試験を受ければ誰でも専門医を名乗って良いというものではなさそうです。

皮膚科専門医になる為の条件

まず医師免許を取得している事、そして日本皮膚科学会の正会員として5年以上在籍すること。
もし途中で会員資格を失った場合はそこでカウントは終了となるため注意が必要です。
さらに所定の研修実績の修了や、前実績単位の取得、そして重要なのは実際に皮膚科医として仕事をしている事です。

これらの条件を満たしていなければ、皮膚科専門医の称号は与えられません。
この中でも特に難しいのは研修実績の修了でしょう。
研修機関はかなり限られてくるため、どの病院で実績を積むかが重要になってきます。

  指導医の指導で研修が必要



皮膚科専門医の称号を得るためには、日本皮膚科学会が指定した教育施設(大学病院など)で指導医の指導の元で5年以上の研修が必要となります。
5年以上と規定されているため、研修が正式に修了するまで10年かかっても問題はありません。

そのため皮膚科専門医を志す場合は教育施設の選定はもちろん、指導医がきちんと医師を指導してくれるだけの余裕があるかどうか、また指導医とウマが合わずに病院を辞めてしまう医師もいるため、指導医の人柄などを事前に見極める事が大切です。

  皮膚科専門医になると得られるメリット



医師募集をかけている病院の中には、皮膚科専門医を積極的に採用している病院もあります。
レベルの高い医療サービスを提供したい病院、病院のPRとして医師の肩書きが欲しい、専門医を管理者として優遇したいなど理由は様々。

どのような理由であっても転職にも有利なのは明らか。
キャリア形成だけではなく有利な条件で転職するためにも専門医資格はかなり役立ちます。