皮膚科は医師にとって魅力ある診療科目の一つです。
外科や麻酔科医師のように緊急手術の必要は殆どありませんし、入院患者の管理も他の診療科目に比べて少ない傾向にあります。
外来が中心なので当直も少なく、プライベートを大事に出来るのもメリット。

無床クリニックでは外来の仕事だけに専念出来ますので、当直を避けたい医師には特にお勧めです。
皮膚科を志す女性医師の場合、ライフワークバランスを優先させたい事情もあるようです。
また実際に皮膚科医は女医率が高い診療科目でもあります。

皮膚科医師の勤務先は大きく分けて、健康保険の効く一般病院と自由診療の美容皮膚科の2種類。
どちらを選ぶかは医師の選択次第です。

  皮膚科医の求人事情



医師専門の転職支援サイトを実際にチェックしてみると、実は皮膚科の医師募集は少なめです。
例えば東京都。
東京には14,000か所もの病院やクリニックが集中している「一大医療エリア」であり、医師求人も全体で約2,500件集まっています。

ところがそのうち医師求人は常勤・非常勤合わせて約100件と、医師求人全体の4%しかありません。
人気のある診療科目でありながら、実際に医師募集はかなり少ないのが現状なのです。

そのため条件の良い転職先を探そうと思えば、出来るだけ早い段階でじっくり病院・クリニックを選ぶ事です。
そして「この病院は条件が良い」と思ったら、すぐに行動する事。
好条件の求人ほど、すぐに枠が埋まってしまいます。

  こんなスキルがあれば有利



皮膚科医として他の医師よりも有利に転職したいのであれば、
「専門医を取得している」
「多くの症例に接してきた」
「レーザー治療やボトックスの経験数」
「褥瘡の患者が多い病院では褥瘡の症例数」
など、称号の有無・経験・手技のレベルでの差別化が肝要です。

「褥瘡管理は自信がある」「レーザー治療で高い評価をもらった」などPRできるポイントがあれば採用される可能性がグッと高くなります。
いざ転職を決めたなら、面接に臨む前までに、ご自身の長所やPRポイントについてまとめておくと良いでしょう。
面接時や職務経歴書でも「長所は積極的にアピール」する事が基本です。

  転科したい医師の場合



他の診療科目から皮膚科へ転科される医師の場合、やはり注意点があります。
まずご説明したように皮膚科医の求人数がそれほど多くないため、転科してもすぐに就職出来る病院があるかどうか保証はありません。

また美容皮膚科に転科した場合、そこから一般病院の皮膚科医師として仕事をするのはやや難しくなります。
美容系医師は、どうしても一度キャリアを捨てるような形になってしまいます。
ただ高年収を目指すのであれば一般病院から美容皮膚科への転科は悪い選択ではありません。

その他、転職する医師が確認すべき7つの事などにも目を通しておくといいでしょう。